自動生成AIにプログラミングさせた一例

 いまやプログラミングは、チャットGPT(自動生成AI)にリクエストすれば、ソースコードが打ち出される時代に・・・。

 文科省が義務教育に導入している「プログラミング教育」は大半が完全に時代遅れになる可能性も・・・。

 新年度に入って本連載の出稿頻度が下がっています。

 理由は5月20日から東京都美術館で開催される「芸術と科学の新しい挨拶」展と、オープニングの演奏会の準備で、ほとんどすべての時間を取られているからで、今回はまずそのご紹介から始めたいと思います。

 タレントを「ミュージシャン」と称して売り出すビジネスと無関係に、私自身一職人で仕事しているため、時間が足りなくなっています。

 ご紹介するこの展覧会は、日本で初めて、興味本位ではなく真面目に遊ぶと大学入試レベルの学力増強に直結する「アート&サイエンス」新潮流のエギジビションとして開催するものです。

 特に学齢のお子さんをお持ちの親御さんには、ご家族でのお運びを強くお勧めします。

 子供の学力が伸びることを正味で期待して、「東大教授職業アーティスト」クラスのプロが束になって達意のイベントとなるよう、全力で準備しています。

 例えば、この「右を向きたがる矢印」という動画を見てください。

 ご存知の方はご存知、世界的に有名な、日本人作家による作品ですが、これも今回展に出品、しかも来場者が自由に手に触れても構わない実物がいくつも展示されています。

 作者は杉原厚吉氏、明治大学先端数理科学インスティテュートで、この分野、つまり自ら創始された「計算錯視学」の創作・研究活動を展開される世界的なサイエンティスト=アーティストです。

 同時に東京大学名誉教授、世界的に知られる数学者でもあります。

 杉原先生は電総研研究員などを務められた後、約20年にわたって東京大学工学部計数工学科教授として、我が国の数理情報工学の先端研究、そして何より教育に重責を担われた本物中の本物の数理科学者です。

 しかし、同時にやはり非常に早い時期から「不可能立体の数理」など世界的にオリジナルな研究を展開され、60歳を機に東大を離れ、明大でご自分の分野に集中。

 余計な教育雑務などにも時間を取られず、国際原著の圧倒的なお仕事で、全世界に知られるアーティスト活動を繰り広げています。

 そういう作家の、素の手仕事に触れていただきたい。研究も、論文も、作品を創ることも、本質的には同じという、レオナルド・ダ・ヴィンチやカラヴァッジョと同じプロの工房に、お子さん方をご招待しましょう。