著名人の影響力は決して過小評価できない――。
米中間選挙(11月6日)を前に、人気歌手テイラー・スウィフトさん(28)がインスタグラムで初めて政治的発言を行い、大きな波紋が広がっている。
カントリーポップ歌手の発言によって「中間選挙の結果が左右される」かもしれないのだ。
フォロワー数は1億1200万人
スウィフトさんの10月7日の発言以来、13日までに新たに選挙登録をした有権者は、非営利団体「ボート・オルグ」のよると40万人以上に達している。そのうち約25万人は30歳以下の若者だ。
何しろ彼女のインスタグラムのフォロワーは1億1200万人もいる。米国人だけでないことを考慮しても膨大な数である。
発言以来、登録者は連日増えている。州にとってはすでに登録が締め切られたところもあるが、まだ伸びている。
スウィフトさんに誘発された若い登録者の多くは民主党であることから、反トランプ派の動きが加速され、中間選挙はこれまで以上に民主党有利になる可能性がある。
何しろバラク・オバマ前大統領が2008年に当選した時、テレビの人気司会者オプラ・ウィンフリー氏がオバマ氏を推薦したことで万単位の票が加算された経緯がある。