糖尿病患者を救うのは薬ではなく仲間の存在?

 11月24日に世界的な製薬メーカー、米MSDは日本の糖尿病領域における医療課題を解決するビジネスプランの最優秀賞にエーテンラボの「三日坊主防止アプリ みんチャレ」を選出しました(参考「糖尿病領域に特化したビジネスコンテスト、最優秀賞はアプリ『みんチャレ』--MSD」CNET)。

 このコンテストのコンセプトは、「医薬品提供の価値をより高めるとともに、医薬品提供にとどまらないサービスやソリューションの提供で社会に貢献する」こととされています。確かに薬だけではなく、生活習慣を変えることで改善する病気が多いのは確かです。

 生活習慣を改善するアプリは他にいくつもありますが、「みんチャレ」の特色は、アプリ内で出会った5人のユーザーと交流しながら目標達成を目指すという仕組みにあります。リアルな知り合いでなく、ネット上のアプリで見ず知らずの人たちが病気を改善する仲間となり、お互い励まし合ながら病気を改善していくのです。この仕組みが広がれば、医療現場は様変わりすることでしょう。

内視鏡画像人工知能診断でがんの見逃しゼロを

 私がCEOを務めるAI Medical Service Inc.は、内視鏡検査時のがんの見逃しゼロを目指して、内視鏡画像人工知能診断ソフトを開発しています。

 下の内視鏡画像の写真をご覧ください。左の写真を見てもどこに病変があるのか分からないと思います(本職の医師でも検出は容易ではありません)。しかし人工知能は右の写真のように胃がんをきちんと検出しています。

(* 配信先のサイトでこの記事をお読みの方はこちらで本記事の写真をご覧いただけます。http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/51762

 内視鏡検査において病変を見逃さないためには、高度な熟練の技を必要とします。胃炎の中で胃がんを見つけるのは特に難しいのですが、人工知能を併用すれば、内視鏡検査時にリアルタイムでがん検出のアラートを表示させることが可能になります。