* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】で構成しています *
第5回 取締役イノベーション
特別講演1「取締役会と経営陣との距離感~マネジメントモデルとモニタリングモデル」

開催日:2024年5月16日(木)
主催:JBpress/Japan Innovation Review

 コーポレートガバナンス・コード等により取締役会のモニタリング機能が重視される中、取締役会が果たすべき役割とは何か。本講演にてこれからの取締役会の在り方について解説するのは、弁護士の三浦亮太氏です。

 多くの日本企業において、取締役は、その本来的な職務である会社の方向性を「決定」し、代表取締役を頂点とする経営陣のピラミッド全体を「監督」する役割を担いつつ、自らもその分掌において代表取締役の指揮命令を受けて「執行」する役割を担っています。取締役会がモニタリング機能を発揮し、本来的な職務を果たすためには、経営陣との距離感はどうあるべきなのか。また、取締役会の審議事項を考えるにあたって必要な要素とは何か。三浦氏が丁寧に解説します。

【TOPICS】

  • 取締役の本来的職務とは? 「決定」「執行」「監督」の役割をどう果たすか
  • 「決定・監督」と「執行」を分離する2つの方向性
  • 経営陣の集まりが取締役会? CGコードが指向する取締役会の役割とは
  • 「モニタリングモデル」に「マネジメントモデル」の要素をどう盛り込むか
  • 具体的な判断を経営陣に任せるために、モニタリング機能の前提として必要なこと
  • 経営者の職務としての経営判断と組織管理
  • 取締役会が役割を果たす上での7つのポイント
  • 取締役会で報告・決議・討議すべき内容とは? 「ある月の取締役会」の事例
  • 取締役会の実効性評価におけるチェックポイント