“シベリアの力①”(東ルート)は順調にパイプライン(P/L)を建設中で、露領域部分の天然ガスP/L溶接はほぼ終了。国境のアムール州では天然ガス陸上処理プラントを建設中です。

 “シベリアの力②”(西ルート/アルタイ共和国経由)は可及的速やかに売買契約を締結することで、露中首脳は合意。天然ガス供給源は既存の西シベリア鉱区です。

 “シベリアの力③”(極東ルート/SKVパイプラインのダルニェ・レチェンスクから中国へ)は2019年末までに売買契約締結を目指すことになりました。

 天然ガス供給源はサハリンですが、サハリンには現状十分な天然ガスは存在しませんので、実現は先送りとなるでしょう。

 ご参考までに、露極東の天然ガス鉱区と上記①②③ルートを下記します。露ガスプロムと中国CNPC(中国石油天然気集団)は以下3方向で露から中国向けに天然ガスを供給する計画です。

露から中国向け天然ガスP/Lルート

(出所:露ガスプロム/註:地図中の①②③④⑤⑥は天然ガス鉱区を指す。①ユルブチェン ②サビンスコエ ③コビクタ ④チャヤンダ ⑤⑥サハリン)

(参考/bcm=10億m3

“シベリアの力 ①”(東ルート)/天然ガス年間輸送能力ピーク時38bcm想定
→2019年12月20日、供給開始予定/最初の5年間で徐々に増量、6年目から年間38bcmへ

“シベリアの力 ②”(西ルート)/年間輸送能力30bcm想定:露アルタイ共和国から中国へ。
→可及的速やかに売買契約を調印する。

“シベリアの力 ③”(極東ルート)/年間輸送能力10bcm想定
→2019年末までに契約調印を目指す。