2014年までESPOブレンドは順調に輸入拡大してきましたが、2015年に足踏みとなり、以後減少しています。

 これは中国の民間石油精製業者が高値で入札して、日本の民間石油会社が思うように落札できないからです。

 すなわち、あくまで経済的観点からの減少であり、政治的問題ではありません(政治問題と絡めて論評する人もいますので、あえて付記する次第です)。

 日本の原油輸入量の約90%は中東原油、86%がOPEC原油、原油輸入量の87%はホルムズ海峡を通過しています。

 日本は原油供給源と輸送路の多様化が必要と長年言われてきましたが、この状況は残念ながら改善されていないのが現状です。改善のカギはやはり、露産原油と米国産原油(シェールオイル)となりましょうか。

第4回東方経済フォーラム
深化する露中エネルギー協力関係

 プーチン大統領は2012年12月の大統領年次教書にて「21世紀には、ロシア発展のベクトルは東方に向かう」と演説し、東シベリア・極東開発構想の重要性を強調しました。

 2018年9月に開催されたウラジオストク東方経済フォーラムでは、プーチン大統領が一番重要視した相手は中国の習近平国家主席でした。

 9月11日の露中首脳会談は4時間以上にわたり、特に天然ガス交渉では大きな進展が見られました。

 米トランプ政権の対露経済制裁措置強化方針が露中エネルギー協力関係を深化させたと言えましょう。

 今回、露中首脳会談で合意した天然ガス供給プロジェクトは以下の3構想です。