「日本人一般は、オリンピックのボランティアと言えば、少なくとも日本人青年に限っておけば善意の人間しか来ないと思い込んでるんだと思うよ」

 こう説明すると、

 「そこが全く理解できない。秋葉原の事件、神奈川の2つの事件など、日本人青年による、信じられないような大量殺人などが、このところ毎年、報じられるではないか?」

 「どうしてそんなことが『信じられる』のか!」

 実に的を射た指摘で、返す言葉がありません。

 期間中、セキュリティチェックは厳重に行うので安全、安心・・・といった説明が聞こえてきそうですが、そのセキュリティに関わる部分にボランティアが責任を持っていたら、お話しにもなりません。

 仮にセキュリティだけはすべてプロに任せるとしても、大会が始まって2日、3日と経過すれば、巨大な施設のことです。セキュリティホールを探すことなど、その手のプロであれば、何の苦もないでしょう。

 どうしてわざわざ、安全管理を危うくするようなことをするのか、全く理解できない・・・。

 日欧間の感覚の差があってのことですが、ただただ「おっしゃるとおり」としか言いようがありませんでした。

 「全世界から来場者を招いて、どうしてそんな危険なことができるのか?」。2020年の東京には近づかない方が安全かもしれない、とまで言われました。