以下はサマリー動画です。本編動画(23分46秒)はコチラから。

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 酒類・清涼飲料事業、医薬品事業に次ぐ第3の柱を育てるべく、「プラズマ乳酸菌」などのヘルスサイエンス事業に注⼒するキリンホールディングス(HD)。同グループでは2013年から本格的に「CSV」(社会的価値と経済的価値の両⽴)を経営の根幹に据え、事業の成⻑と企業価値の拡大を目指してきた。本動画インタビューの中で、ヘルスサイエンス事業の拡大シナリオと未来像を語るのは、キリンホールディングス代表取締役社⻑COOの南⽅健志⽒だ。

南⽅ 健志/キリンホールディングス 代表取締役社長COO

 2019年に協和発酵バイオを完全⼦会社化したキリンHDは、その後ファンケルに資本参加(議決権ベースで約33%)。2023年にはオーストラリアの最大手健康⾷品メーカーであるブラックモアズを買収し、2024年内にはファンケルを完全⼦会社化することが決定した。これらのM&Aの総投資額は、6600億円にも上る。巨費を投じたM&Aの投資回収やシナジー効果について、南方氏はどのように勝機を見出しているのか?

 ファンケルとの協業については、2019年の資本参加以降の5年の間ですでに「カロリミット ブレンド茶」など複数の製品を共同開発してきた。それらの成果をどう評価しているのか? その上で、なぜ完全子会社化する必要があったのか?

 ヘルスサイエンス事業において、もう一方の鍵を握るブラックモアズは、サプリメントを中⼼に事業を展開し、特にオーストラリアや東南アジア市場で高い競争優位性を持っている。南方氏は、「キリン」×「ブラックモアズ」×「ファンケル」でいかなるシナジーを生み出そうと考えているのか?

 ヘルスサイエンス事業の強化・拡大の取り組みを進める一方、祖業である酒類事業が好調だ。2024年に発売した新ビールの「晴れ⾵」は、麦芽100%使⽤でありながら飲みやすいタイプのビールとしてスマッシュヒット。「晴れ風」はなぜ若年層を中⼼に受け⼊れられたのか?「⼀番搾り」をはじめとする既存商品との共存についてどう分析しているのか? 南方氏が「晴れ風」の特徴と既存商品との違いを紹介しつつ、今後の酒類事業の見通しを示す。

 積極的な投資と事業ポートフォリオの変革を通じて、キリングループは今後どのような姿を目指すしていくのか。インタビューの最後には、統合効果最⼤化のプロセスの先に南方氏が見据えるキリンHDの未来像が明かされる。

※キリンHDによるファンケルへのTOB(株式公開買い付け)が2024年9月11日に成立。キリンHDでは2024年内をめどにファンケルを完全子会社化する予定。

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<動画インタビュー内容>

  • キリンがヘルスサイエンス事業に参入した狙いは?
  • 「プラズマ乳酸菌」の今後の展開は?
  • M&A後の事業成長や投資回収について
  • 「ファンケル」との本格的な協業に向けた戦略は?
  • 健康食品メーカー「ブラックモアズ」との協業に向けた今後の見通しは?
  • 新商品ビール「晴れ風」の特徴と既存商品との違いは?
  • ヘルスサイエンス事業の経営目標は?
  • キリングループの目指す姿とは?
(撮影:宮崎訓幸)

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