23年には次世代型ネットスーパーの事業を開始
成長株がネットスーパー事業だ。コロナ前から強化するべく準備を進めていたこともあり、コロナによる需要増で売り上げが急拡大している。イオンリテールの対応店舗は前期末で200店まで増え、空白エリアはほぼ埋まった。1店当たりの出荷能力を強化するべく、店舗の作業場拡張、配送車の増便とともに、お客が店舗でも受け取れるよう、店舗内には受け取りカウンター、外にはロッカー、車に乗ったままでも商品を受け取れるドライブスルーの3つの施策を展開。結果、前第4四半期の売り上げは前期比35%増となった。
今期は拠点数をさらに30店舗積み上げ、1店舗当たりのキャパをさらに引き上げていく考え。中長期的にはオカド社との提携による、次世代型ネットスーパーの事業に乗り出すが、後者については既にこの4月、千葉市でフルフィルメントセンターの建設を開始、23年の事業開始に向けて準備を進めている。吉田社長は、「25年の時点では利益インパクトとしては小さく見積もっているが、将来性のある領域」と自信を示す。