ITインフラとツールリテラシーが現在の課題
JMAC渡邉
一時期、「会議の効率化」に取り組む企業が多くありましたが、その中でも事前準備の話はありましたよね。リアルとオンラインで何か違いがありますか?
タキザワ氏
slackやGoogleドライブ、miroなどのオンラインツールが充実したことで、できることが大きく広がりましたが、同時にそれらを使いこなすリテラシーが求められています。例えば、紙資料じゃなくてデジタルデータであれば、スキマ時間にスマートフォンで確認したり、複数人で共同編集したりすることもできる。最近、私は散歩しながら音声を文字化するアプリを使って、企画書を作ることもあります。
JMAC渡邉
逆にITインフラが整っていなかったりツールリテラシーが低い環境では、やはりリアルの場にはかなわないのでしょうか?
タキザワ氏
そうですね。基本的にワークショップや研修は、IT環境やリテラシーの低い人に合わせてデザインせざるを得ない。また、企業によってはセキュリティの問題で利用できないツールがあったりする。現状ではそれらがオンラインの可能性を阻んでしまっています。