タクシー会社が運行管理、支払いはキャッシュレス

 日本版ライドシェアではタクシー会社がライドシェアの運営主体となって地域の自家用車や一般ドライバーを活用し、その地域で不足しているタクシーの台数分を補うかたちとなります。

 国土交通省からライドシェア事業者に認定されたタクシー会社は一般ドライバーに対し、運転技術や接客などの教育を行います。ドライバーが実際に業務に就くと、勤怠管理やシフト作成などを担います。

タクシー不足の解消が狙い(写真:アフロ)

 一方、一般ドライバーは過去2年間無事故・免許停止などの行政処分がないことを求められますが、二種免許は必要ありません

 副業も可能ですから、会社員などが空き時間を使ってライドシェアのハンドルを握ることもできます。一般ドライバーは自家用車を持ち込むだけでなく、タクシー会社の営業車を使うことも可能です。

 利用者はどうすればいいのでしょうか。原則、「GO」や「S-RIDE」といった配車アプリを使って配車をオーダーします。その時点で乗車地と降車地を入力。乗車前に運賃が決まる仕組みです。

 支払いはキャッシュレス。現金は原則として使えません。また、走行中のライドシェアの空車をつかまえて乗ることもできません。