ベトナム中部の古都フエの静かな路地を歩きながら耳をすますと、小鳥のさえずりも聞こえてきます。男性が猫を抱いているところに出くわしたので、撮らせてもらいました。一歩近寄ると、猫は耳を後ろへ傾け、目を丸くしていました。

 バルト三国のうち、一番南にあるリトアニアの首都がヴィリニュスです。アパートの歩道で出会った立派な猫とあいさつを交わすと、ぼくの秘密基地を教えてあげると言われた気がしたので、ついて行きました。すると、中庭の中央に設置された、すべり台のついた遊具に飛び乗りました。

 バンコクに次ぐタイ第2の都市チェンマイです。「朝は、影が大きくて気持ちがいいよ。おばちゃんもいっしょにゴロンゴロンしようよ」と誘ってくれました。

 ポーランドの首都ワルシャワに着いた日は、いまにも雨が降り出しそうでした。

「ツヤッツヤな黒猫ちゃんね」と話しかけると、胸とお腹の白い部分を見せてくれました。そして、キリリとした姿勢のまましばらくたたずんでいました。