ブータン唯一の国際空港があるパロは小さな町で、長さ1km足らずのメインストリートに面した建物は、ほとんどが商店です。ここは、何のお店だったかしら? 店内を見て買い物をするのではなく、この窓で必要なものを告げて、受け渡すといった感じ。その受け渡し口に猫がいるのです。

 デンマークの首都コペンハーゲンに近い、ドラウエアで出会った猫は、突進してきて、「ねえねえ、ボクは、こんなこともできるんだよ、えらいでしょ」とでも言いたげに、シッポをふりながら爪とぎする様子をスローモーションで見せてくれました。

 セルビアの首都ベオグラードの市街地で、猫の気配を感じて暗い通路を入ってみました。暇を持て余すかのように横座りした猫は、とても利発そうな顔つきをしています。

「こんにちは、賢そうできれいな猫ちゃん。お友だちはいないの? ひとりぼっちじゃないよね」などと、つい話しかけていました。