駆動はあくまでモーター

 こうしたRX-8の走りが直接、MX-30 e-SKYACTIV R-EVに結びつくことは難しいかもしれない。あくまでも、電動車であり、駆動力はモーターだからだ。クルマの重量配分でも電池の搭載位置が大きく影響し、そこにモーターと発電機としてロータリーエンジンが加わる形だ。ドライバーはアクセル操作でロータリーエンジンを直接コントロールする訳ではない。

 それでも、マツダがドライバーにロータリーエンジンの良さを直感できるような、クルマの仕立てを施していることを期待したい。
 
 果たして、MX-30 e SKYACTIV R-EVの走り味とは、いかなるものなのか?

 日本仕様の試乗体験を楽しみに待ちたいと思う。