環境性とストーリー、電気選びで問われる時代に

グローバル企業の相次ぐRE100への加盟やPPAの動き

2018.08.28(火) 稲垣 憲治
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53875
  • 著者プロフィール&コラム概要

エネルギーの背景に何を求めるか。

グローバル企業において、再生可能エネルギーを選択する動きが加速している。

 その象徴は、事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーとすることを目指す国際的なイニシアチブ「RE100」への相次ぐグローバル企業の加盟だ。アップル、グーグル、イケア、P&G、スターバックス、VISAなど業種を超えた名だたる企業が参加しており、その数は140社に上る(2018年8月11日時点)。

 これらの企業には、遅くとも2050年までに事業活動における全ての電力消費を再生可能エネルギー電力にすることが求められるが、前倒した達成目標を掲げる企業も多い。

 米グーグルや米アップルは、事業運営の使用する電力の100%再生可能エネルギー化を既に達成している(世界中のデータセンターなども含む)。

 さらに米アップルは、サプライヤーにおける100%再生可能エネルギーも目指しており、アップルに対してクリーンエネルギーでの生産を約束したサプライヤーは23社となっている。この中には、半導体パッケージ関連製品を供給するイビデン(岐阜県大垣市)、プリント基板用のソルダーレジストを供給する太陽インキ製造(埼玉県比企郡嵐山町)の日本企業2社も含まれる。

 グローバル企業との取引には、自社のRE100化、脱炭素が重要になりつつある。

1
スマートエネルギー情報局TOPに戻る
PR
PR
PR
バックナンバー一覧 »

POWERED BY

  • ソーシャルメディアの公式アカウントOPEN!
    TwitterFacebookページでも最新記事の情報などを配信していきます。「フォロー」・「いいね」をよろしくお願いします!
Twitter
RSS

(いながき・けんじ) 文部科学省原子力計画課などを経て、現在、東京都庁環境局職員。5か国10都市で先進都市の再生可能エネルギー普及策を現地調査。環境・エネルギーへの思いが高じて業務時間外に京都大学プロジェクト研究員としても活動中。自宅の電気は、もちろん再生可能エネルギー(FIT)率の高い電気を使用。

エネルギー戦略

20世紀の社会を築き、支えてきた石油。しかし世界的な環境意識の高まりの中で、石油依存社会の限界が明らかになりつつある。石油はいまどうなっているのか。石油社会の次を築き、新世紀を切り開くイノベーションは何か。その最先端の姿をリポートする。

>>最新記事一覧へ