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 今回の日大アメフト部の部員による反則・暴行行為はなぜ起きたのか。調査を行った関東学生アメリカンフットボール連盟は、井上前コーチの「相手選手が怪我して出られなければ日大の得」、内田前監督の「やらなきゃ意味ないよ」といった発言を事実とし、「怪我をさせる意図が込められていた」と認定している。その上で、日大の体質を「監督の言うことは絶対だった」などとし、最も重い除名処分を下した。

 危機管理の問題などではなく、勝利至上主義で、そのためには手段を選ばないという体質にこそ問題があったのである。

 内田前監督は、日大の選手が関学の選手と目配せで挨拶をしただけで、「今日負けたのはお前がふざけた態度をとったせいだ。今から関学の選手を殴って来い」と怒鳴りつけることがあったという。こういう人物がいる限り、同じような不祥事は起こり得る。

田中体制の一掃こそが鍵なのでは

 教職員組合も要求しているように、日大が信用を取り戻し、再生を図るには、田中理事長、大塚吉兵衛学長をはじめとする今の体制を一掃することである。今回の日大騒動の原因は、突き詰めていけば今の田中英壽理事長体制に突き当たるからだ。

 それにしても日本最大のマンモス大学にしては、執行部の出来が悪すぎる。ナンバー2の内田氏が関学を訪れ謝罪したのは、問題の試合から約2週間後だった。それも形だけの謝罪でしかなかった。その後、大塚学長が記者会見を行ったが、当事者能力がないことを露呈しただけであった。トップの田中理事長などは、内田氏が謝罪会見を行い、監督辞意を表明した翌日、3時間もパチンコに興じていたというのだから呆れる他ない。