ラスベガスのダウンタウンに設けられた、BOSEのプレゼンテーション会場(筆者撮影、以下同)

 ラスベガス・コンベンションセンター(米国ラスベガス)の車寄せに、黒塗りのポルシェ「パナメーラ」。ボディには大きく「BOSE」のロゴが目立つ。

 その後席でiPadによる商品説明を見ながら、ダウンタウンまで10分ほど移動した。

4つのサウンドシステムをじっくり聴き比べ

 BOSEの特設会場に入ると、ボディに鏡面仕上げを施した4台の車が並ぶ(冒頭の写真)。BOSEのサウンドシステム「プレミアムシリーズ」を搭載したマツダ「ロードスター」、「パフォーマンスシリーズ」を搭載したアウディ「A8」、「スモールビークルシリーズ」を搭載した日産「ジューク」、そして34個のスピーカーによる「パナレイ・サウンドシステム」を標準装備したキャデラック「CT6」だ。

 この4台の車内で順に聴き比べをすると、サウンドの“質の差”と“商品の方向性”がはっきりと分かる。

「ロードスター」では、幌をオープンにしても、幌がクローズした状態と同じような音の空間が確保される。これは、ヘッドレストに埋め込まれたスピーカーによる効果だ。