米アマゾンの第4四半期決算、予測を上回る利益

アマゾン・ドットコムのロゴを映した画面〔AFPBB News

 米アマゾン・ドットコムは、プライベートブランドの事業を本格化する計画だと米ウォールストリート・ジャーナルや米シーネットなどが報じている。

大手食品メーカーと交渉中

 それによると、アマゾンは昨年12月に「Amazon Elements」と呼ぶプライベートブランドを立ち上げ、2つの商品の販売を始めていたが、今年5月、このブランドの商標保護の対象に25種以上の商品を加えるべく、申請を行った。

 そうした商品には、牛乳、シリアル、コーヒー、スープ、パスタ、飲料水、サプリメントなどの食品があるほか、洗剤やかみそりといった家庭用品もあるという。

 また同社はこうした商品の製造を委託するパートナー企業を探しており、すでに大手のプライベートブランド食品メーカーと交渉していると、ウォールストリート・ジャーナルは伝えている。

第1弾の紙おむつは失敗に終わる

 アマゾンは昨年12月、前述の「Amazon Elements」ブランドを立ち上げ、その第1弾として、赤ちゃん用の紙おむつとおしり拭きを、年額99ドルの「プライム(Prime)」会員に向けに発売した。

 だが前者については今年1月に突如販売を中止すると発表。同社はその理由について詳細を明らかにしなかったが、ウォールストリート・ジャーナルは品質に問題があったためと伝えている。

 このElementsブランドの立ち上げに際し、アマゾンが強調していたのは透明性の確保。原材料やその供給元、製造年月日や製造場所、推奨使用期限などの情報をアマゾンのモバイル端末用のアプリで確認できるようにし、安心安全の商品を提供すると説明していた。