昆虫にビビるな日本!世界が注目する昆虫食

オシャレで最先端だった日本の伝統的食文化

2015.01.30(Fri) 堀川 晃菜
筆者プロフィール&コラム概要
食用昆虫科学研究会が開催した「プチジビエ」の集いの様子。昆虫を野外で採取して、調理し、食べてみるというもの(写真提供:水野壮氏)

 もし、あなたが食べる中華丼のなかに大きな虫が入っていたら。このご時世、即座に“異物混入事件”となるだろう。しかし、50年後、中華丼のなかに虫が入っていたら。それは具の1つに過ぎなくなっているかもしれない・・・。

 テレビのバラエティ番組で、芸人が果敢に昆虫を食べる姿。それは“普通でないこと”に挑戦しているからこそのものだ。日本には「イナゴの佃煮」や「ハチノコ」に代表される昆虫食文化があるが、全国で広く受け入れられているとは言い難い。

 ところが、世界はいま、食用昆虫に熱い視線を注いでいる。しかも、「昆虫はおいしい」という声も耳にする。

 一体、昆虫食にはどんな魅力があるのか。はたして昆虫食が食卓で“普通”になる日は近いのか。

世界で最もよく食べられている昆虫の種類とは?

 2013年5月、国連食糧農業機関(FAO)は、食料安全保障・栄養のための森林に関する国際会議にあわせ、食用昆虫に関する研究報告書を発表した。

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1986年生まれ。東京工業大学 生命理工学部卒、同大学院 生命理工学研究科修了。農薬・種苗メーカーに勤務後、日本科学未来館 科学コミュニケーターとして、食や医療に関する記事を科学誌、新聞等に寄稿。2015年6月よりJBpressの編集に携わる。現在はフリーランス記者。


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