今週ヒットしたのは何と言っても、日本の農業に関するこの記事(「食料自給率40%」は大嘘だった!どうする農水省)だった。経済産業省が日本の産業育成に貢献できなくなったように、農林水産省も日本の農業に必要性がなくなったのではないかと思わせる記事である。
農水省は無用の長物、挑戦する韓国、日本に移住する中国人
いや、必要がなくなったどころか、むしろ日本の活力を削いでしまった無用の長物だったのではないかとさえ思う。
一方、最近、急速に国際的な存在感を増しているのが韓国だろう。経済が絶好調で次々と新手の策を繰り出している。
対照的なのは日本。いくら待ってもまともな成長戦略が出てこないし、果敢な実行力を政治、経済界のリーダーに期待もできない。
なぜ韓国が元気なのかを明示しているのがこの記事「成長戦略でもたつく日本、素早い韓国の後塵拝す」である。
今週の3本目は、中国に関するこの記事「中国人が日本に大量移住、その数毎週500人」。日本での外国人登録者数が減る中で、中国人の外国人登録者数だけが急速に伸びている。
その数はなんと1日に500人というペース。今週は、これらの3本を選んでみた。
まずは日本の農業問題。JBpressでは地方の活性化を重要な柱の1つに据えている。
なかんずく日本の農業の再生、そして国際競争力をつけるためにはどうすべきかは、様々な角度から取り上げていきたい。
地球上で日本だけがなぜカロリーベースで計算するの?
今回の記事は、まず私たちが常識だと思っていることが実は違っていたことを指摘したものだ。出発点が異なっては、その上に立って議論しても意味がなくなる。その出発点とは、日本の食料自給率。
日本の食料自給率は40%そこそこ。私たちは小さい時からそう頭の中にそう刷り込まれている。しかし、これぞお役人たちの思う壺だったのである。