今週ヒットしたのは何と言っても、日本の農業に関するこの記事(「食料自給率40%」は大嘘だった!どうする農水省)だった。経済産業省が日本の産業育成に貢献できなくなったように、農林水産省も日本の農業に必要性がなくなったのではないかと思わせる記事である。

農水省は無用の長物、挑戦する韓国、日本に移住する中国人

今週のランキング
順位 タイトル
1 金正日の死去間近? 大混乱必至の朝鮮半島
2 ここがヘンだよ「みんなの党」 その1
3 「食料自給率40%」は大嘘!どうする農水省
4 正確無比で性能も世界一、魚雷は日本のお家芸
5 売春やレイプ、麻薬がはびこる中国の新興都市
6 北朝鮮問題:悪夢のシナリオ
7 民主党は「内ゲバ」から分裂・崩壊
8 オペラ座を喝采させた和太鼓バレエ
9 中国もドイツもマネできない日本の深絞り
10 欧州の進歩の終焉
11 力を背景に政治へ介入し始めた中国軍
12 世界一目指す中国のミサイル、備えは十分か?
13 成長戦略でもたつく日本、素早い韓国の後塵拝す
14 平和ボケした政治家にこの国は任せられない
15 米国の罪と罰:行き過ぎた厳罰主義
16 中国人が日本に大量移住、その数毎週500人
17 米国で相次ぐ過去最高の決算、息切れ個人消費
18 社説:日本の首相交代と物の哀れ
19 宮古海峡を堂々と通過した中国海軍の真意
20 最新の「ビッグマック指数」

  いや、必要がなくなったどころか、むしろ日本の活力を削いでしまった無用の長物だったのではないかとさえ思う。

 一方、最近、急速に国際的な存在感を増しているのが韓国だろう。経済が絶好調で次々と新手の策を繰り出している。

 対照的なのは日本。いくら待ってもまともな成長戦略が出てこないし、果敢な実行力を政治、経済界のリーダーに期待もできない。

 なぜ韓国が元気なのかを明示しているのがこの記事「成長戦略でもたつく日本、素早い韓国の後塵拝す」である。

 今週の3本目は、中国に関するこの記事「中国人が日本に大量移住、その数毎週500人」。日本での外国人登録者数が減る中で、中国人の外国人登録者数だけが急速に伸びている。

 その数はなんと1日に500人というペース。今週は、これらの3本を選んでみた。

 まずは日本の農業問題。JBpressでは地方の活性化を重要な柱の1つに据えている。

 なかんずく日本の農業の再生、そして国際競争力をつけるためにはどうすべきかは、様々な角度から取り上げていきたい。

地球上で日本だけがなぜカロリーベースで計算するの?

 今回の記事は、まず私たちが常識だと思っていることが実は違っていたことを指摘したものだ。出発点が異なっては、その上に立って議論しても意味がなくなる。その出発点とは、日本の食料自給率。

 日本の食料自給率は40%そこそこ。私たちは小さい時からそう頭の中にそう刷り込まれている。しかし、これぞお役人たちの思う壺だったのである。