「お湯を注ぐだけ」じゃない? 一手間加えてオシャレに食べるフリーズドライ

2013.11.01(Fri) JBpress
筆者プロフィール&コラム概要

 「丸型のフランスパンのてっぺんを1cmぐらいのところで切り落としたら、切り口からナイフを縦に入れて、底が抜けないように、上手に中身をくりぬいて下さい。この空間に、スープを注ぎ入れて、先ほど切り落とした部分を蓋のように添えれば“かぼちゃのスープパン”の完成です!」 

   スープには、しめじ、赤ピーマン、ホウレン草、コーンなど色とりどりの野菜が浮かび、目にも楽しい。普通の食器ではなく、フランスパンを器にすると、一段と美味しそうに見えるのが不思議だ。見映えがするよう角度を工夫しながら写真を撮ったり、くりぬいたパンをスープに浸して食べながら「おいしい!」と盛り上がる参加者の声で会場は、楽しげな雰囲気に包まれた。

 実は、これ、本格的な料理教室ではない。

 10月9日、大阪梅田のアサヒ ラボ・ガーデンで開催された「山ガールにおすすめ! アウトドアレシピ講座♪」の一コマだ。用意されていた調理器具は100円ショップで売っているシートタイプのカッティングボードと簡易ナイフだけ。フランスパンの中に入れたのは、アサヒグループの食品メーカー天野実業の「たっぷりきのこのかぼちゃスープ」だ。お湯を注ぐだけでできるフリーズドライのスープだが、ほんの一工夫でワンランク上の美味しさと楽しさが演出できる。

具材を足す、盛りつけを工夫するだけでワンランクアップ 

セミナー講師を務めた天野実業広報部の中村勇也さん

 スープや味噌汁はフリーズドライ食品の代表格。お湯を注いですぐに食べられる便利さは職場のランチタイムや、疲れて食事の支度をする気力が出ない時には重宝する。その一方で、「お湯を注ぐだけ」の手抜き感・背徳感から、「一人ご飯ならともかく、家族や友人に出すのは気が引ける」と思っている人も多いのではないだろうか。

 講師を務めた天野実業広報部の中村勇也さんは、2年ほど前からフリーズドライ商品をベースに、具材を足したり、盛りつけを工夫するだけで楽しめる手軽なアウトドアレシピの開発に取り組んでいる。山登りに限らず子ども連れのキャンプや自宅でのパーティー料理にも応用できるレシピは、フリーズドライの概念を一変させるものだ。 

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