不況の影響で、子育て中の女性でも「働きに出たい」という人がこれまで以上に増えています。しかし、子育て中の女性が働きに出るのは、なかなか大変なことです。

 私の友人も、働きに出たいと考え、先日、東京の某区役所に保育所の申し込みに行きました。ところが、これから就職先を探す段階であり、まだ就職していたわけではなかったので、申し込みすら受け付けてもらえなかったそうです。

 また、別の友人夫妻は、認可保育所が空いていなかったので、無認可の保育所に子供を入れています。毎月、4万円を超える金額を払っていて、「これではとても2人目は生めない」と嘆いていました。

全国の半分以上の県で保育所は足りている

 東京や神奈川などの首都圏に住んでいると、「日本全国で保育所が不足しているというのに、政府は何をやっているんだ!?」と思いたくもなるでしょう。

 しかし、日本全国で見てみると、決して保育所が不足しているわけではありません。保育所の定員が足りなくて「大変だ」と騒いでいる自治体の数は、限られます。実は全体の2割だけなのです。

 全国で市区町村の数は1798あります。その中で、待機児童がいる市区町村の数は377なのです。

 厚生労働省が毎年発表している「保育所の状況について(平成21年4月)」に「全国待機児童マップ」という面白い地図がありますので、ぜひご覧ください。リンク先はこちらです。

 この地図を見ると、保育所が足りなくて大変だと騒いでいる地域は非常に限られていることがビジュアルに分かります。

 特に待機児童の多い市は、仙台市、世田谷区、横浜市、川崎市、名古屋市、および大阪市の6市区です。これらの市区には、500人以上の待機児童がいるそうです。

保育所の定員が特に少ない千葉と神奈川

 「首都圏で人口が急増したから仕方がないよ」とおっしゃる方も多いと思います。