
消費者が投票する人気スーパーランキングの「Shufoo!ベストオブスーパー2024」(ONE COMPATH主催)において「生鮮市場TOP!」が埼玉県と千葉県で1位を獲得し、2024年9月期決算では過去最高の増収増益を記録したマミーマート。同社は「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」の新規出店と改装を加速させ、さらに店舗オペレーションの効率化も進めるという。積極的な成長戦略の内容と進め方についてマミーマート代表取締役社長の岩崎裕文氏に話を聞いた。
東京23区への出店の可能性は?
──2019年に新たに展開し始めた「生鮮市場TOP!」と、2022年に誕生した「マミープラス」が好調です。両業態の新規出店および既存の「マミーマート」の2業態への改装を進めようとしていますが、今後、出店を注力していくエリアは決まっていますか。東京23区への初出店もあり得るのでしょうか。
岩崎裕文氏(以下敬称略) 基本的には、関東平野(1都6県)は新規出店の候補地です。もちろん、東京23区も良い物件があればという条件付きですが候補に入っています。
今期は栃木県への新規出店を予定していますし、茨城県での初出店も見えてきました。埼玉県と千葉県をお膝元としてきましたが、それ以外のエリアでも本格的に展開していきます。
2024年9月期は新規出店を2店、既存店改装を10店実施し、生鮮市場TOP!は27店舗、マミープラスは8店舗まで増やせました。今期は、さらに新規出店を7店、既存店改装を8店計画しています。
──2024年9月期決算では、出店と店舗改装という先行投資によって減益予想でしたが、ふたを開けると過去最高の営業利益(約64.3億円、前期比9%増)を記録しました。この理由はどこにあるのでしょう。