ピザととり天が爆ウケ
岩崎 商品開発の各バイヤーたちに「ホームランを狙おう」と指示しています。そのために、意思決定の仕組みを少し調整しました。
これまではバイヤーがそれぞれボトムアップで「こんな商品を作りたい」「この素材が余っているから、彩裕フーズのノウハウでこの素材を基にした商品を作ろう」というような形でアイデアを挙げ、そこから取捨選択していました。
今後は競合のトレンドを踏まえつつ、確実に支持を得られる商品をまず設定し、そこからバイヤーたちが具体的な中身をブラッシュアップする、という方式に変えました。
この開発方針の下で成長したアイテムが、店内の焼き窯を使って焼き上げる「ピザ」です。30cm程度のサイズで3~4人前あるのに600円以下というコスパの良さに加えて、生地は国産全粒粉を使っていて、もちもちの食感が特徴です。マルゲリータやシーフード、プルコギなどとバリエーションも豊富なので、幅広いお客さまの支持を獲得できています。
他にも「からあげ」カテゴリーでは、「国産鶏使用のやわらか鶏天」(6個入・430円)は、一般的なからあげとは違い、天ぷら粉で鶏胸肉を揚げることで、鶏肉のジューシーさと旨みを引き出しています。
このように、注力するアイテムをまず設定し、そこから当社の元料理人をはじめとした目利きたちが商品の魅力度を高めていこうとしています。
