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 約1800年前、約100年にわたる三国の戦いを記録した歴史書「三国志」。そこに登場する曹操、劉備、孫権らリーダー、諸葛孔明ら智謀の軍師や勇将たちの行動は、現代を生きる私たちにもさまざまなヒントをもたらしてくれます。ビジネスはもちろん、人間関係やアフターコロナを生き抜く力を、最高の人間学「三国志」から学んでみませんか?

連載
三国志に学ぶ企業変革のすゝめ

約1800年前、約100年にわたる三国の戦いを記録した歴史書「三国志」。そこに登場する曹操、劉備、孫権らリーダー、諸葛孔明ら智謀の軍師や勇将たちの行動は、現代を生きる私たちにもさまざまなヒントをもたらしてくれます。ビジネスはもちろん、人間関係やアフターコロナを生き抜く力を、最高の人間学「三国志」から学んでみませんか?

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荀彧、周瑜、魯粛。残る3名の天才の戦い方、勝ち方の特徴とは…

 前回の記事では6人の天才軍師のうち、郭嘉、司馬懿、諸葛亮の3名の戦い方、勝ち方を分析しました。では、残りの3名である荀彧、周瑜、魯粛の戦い方はどのようなものだったのでしょうか。

 この記事では残り3名の天才の戦い方を分析し、全6名の天才軍師たちが全員でバトルしたらどうなるかを(後編:次の記事)考察します。その考察から、三国志時代の戦い方、勝ち方の力学を浮かび上がらせることが狙いです。

 荀彧・郭嘉・司馬懿・周瑜・魯粛・諸葛亮。それぞれたった一人でも天才的な手腕で国を動かすほどの力量を持っていた人物たち。彼らはその勝ち方や戦略眼に、どんな特長を持っていたのでしょうか。