* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】で構成しています *
第2回 AIイノベーションフォーラム
基調講演「生成AIのインパクトは何が特徴的なのか」

開催日:2024年3月21日(木)
主催:JBpress/Japan Innovation Review

 生成AIが急速に進展し、先を見通した「予防原則」に基づくガバナンスが困難となる中、技術を適切に制御するために必要なこととは何か。本講演で、生成AIの特徴とともにガバナンスの在り方を説くのは、東京大学国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構にて科学技術社会論を研究する横山広美教授です。

 ビッグテックが生成AIの開発にまい進する現在、「それらをどう使えばよいのかを、われわれ自身が考える必要がある」と語る横山氏。トランスサイエンスやELSI、RRI(責任ある研究・イノベーション)という科学技術社会論の考え方を概観しながら、今、求められている科学技術のガバナンスについて解説します。

【TOPICS】

  • ChatGPTと他の科学技術の3つの相違点とは
  • 「予防原則」に基づくガバナンスが困難な中、先端技術をどう制御するか
  • 科学だけでは決められない「トランスサイエンス」の考え方
  • 戦後における科学技術の進化とガバナンスの変遷
  • ELSI(倫理的・法的・社会的問題群)とサイエンス・コミュニケーションの概念
  • RRI(責任ある研究・イノベーション)の重要性
  • 社会心理学における「信頼」とは
  • リスク認知の「白人男性効果」と科学者のとるべき姿勢
  • 先端技術にガバナンスを利かせ、安全な活用を