* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第19回DXフォーラム
特別講演2「味の素グループが実現するスマートファクトリー」

開催日:2023年11月30日(木)
主催:JBpress/Japan Innovation Review

 独自のアミノサイエンスを軸に幅広く事業展開する味の素グループは、国内外に所有する117の生産拠点において、DXを通じた生産性の向上に取り組んでいます。今回、包装工程などにおける業務効率化を目指した全社プロジェクト「製造DX“APPLE”」について解説するのは、味の素食品 DX戦略推進部プロジェクト統括グループ長の海老澤明彦氏です。

 海老澤氏はDXによる4段階の変革モデルを示した上で、APPLEを導入したスマートファクトリー事例を紹介。5つの施策を通じて記録業務の簡素化や、高度なデータ分析などが実現したと語ります。

 本講演では、オペレーター業務負荷軽減やPDCAサイクルの短サイクル化、全社視点での戦略立案、改善促進などの成果を生んだ具体的な導入手法のほか、海老澤氏が元SEの視点から現場課題に役立つデジタル技術の仕様や、安定的な運用に関する3つのポイントを詳しく解説します。製造業に限らず、DX施策の実施に活用できる多くの示唆に富んだ講演です。

【TOPICS】

  • 市場競争力、効率性、生産性を高めるための4つの変革モデル
  • 生産の継続的な進化を目指す「スマートファクトリー」
  • 包装工程の課題解決に取り組む「製造DX“APPLE”」とは
  • APPLEの具体的設計、機能、運用について
  • APPLE導入で見えた成果と課題
  • 設備データの標準化で食品製造業の課題解決を目指す