双日の常務執行役員が語る全社参加のデジタル人材育成、5段階の気になる中身

　７つのビジネス領域で新たなテクノロジーを活用し、事業のさらなる高付加価値化を目指すDX戦略に取り組む双日。「市場で突出する価値は、テクノロジーの進化を考慮せずにはつくれない」と語るのは、常務執行役員CDO 兼 CIO 兼デジタル推進担当本部長の荒川朋美氏です。

「商社3.0」を見据えた同社が、「Digital in All」を合言葉に、テクノロジーを全事業で使いこなすために力を入れているのが、デジタル人材の育成です。スキルに応じた5段階のレベル別研修では、より高度なエキスパート人材を目指す社員に対し「データ分析」「ビジネスデザイン」の2分野で知識習得を支援。若手のみならず、中堅や事業リーダーも参加するプログラムはどのような内容なのでしょうか。

　また荒川氏は人材育成の結果、デジタルをビジネスに実装した成功例として、マグロ養殖事業を紹介。それらの取り組みが高く評価され「DX銘柄2023」にも選定された同社が、総合商社として目指す未来の姿に迫ります。