流通金額は年間200億円超と、前年比で約40%増
とくし丸は徳島県で2012年に創業しました。現在、全国で約800台のトラックが走っています。1台のトラックに約400品目、約1200点の商品を積み、大体1日当たり50~60人のお客さまのもとを訪問しながら3コースを回ります。
流通金額は順調に増えており、2020年にはコロナ禍の影響でニーズが活発化。2021年4月では月に17億円ほど、年間では200億円を超える数字になっており、前年比約140%のペースで増加しています。
この急成長の背後には、全国140社を超えるスーパーマーケットとの提携があり、移動販売事業をフランチャイズモデルで行っています。大型スーパーマーケットから地域に根ざしたスーパーマーケットまで、提携先は1つの都道府県内で7~8社おり、各社が自店舗の周辺をカバーしてくれています。
とくし丸のドライバーに必要なのは「人間力」です。お客さまを想い、最適なコミュニケーションをしていきます。ドライバーにはさまざまなタイプがいて、創業当時はベンチャー魂のある人が多い印象でしたが、現在は元公務員や、子育てが一段落した主婦など、社会や地域のために働きたいという方の参加も増えてきています。収入は全体の平均で年収500万~550万円。お客さまの信頼を得て、関係性を強くするほど、購入いただける品目・品数が増え、売り上げが増えていくというビジネスです。