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2019.08.14

大船渡・佐々木が故障予防ITデバイスを使っていたら
IoT時代、<スポーツ選手の故障の予防法>が変わる

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 佐々木投手が最速163km/hの豪速球を投げるということは、投球の動作に入ってから投げ終わるまでのほんの数秒の間に、指先までを含む右腕を0km/hから少なくとも200km/h前後にまで急激に加速させ、なおかつ再び0km/hまで減速させるインテンシティに関連する動作を、1試合で百数十回以上繰り返すことを意味する。

 当然、右腕を強く振るための動作は肩の内側や肘などのインナーマッスル系だけでなく、肩の外側、腰、背中、下半身のアウターマッスル系にもダメージを蓄積し、結果としてボリュームの数値も確実に積み上がる。

 カタパルト社のGPSデバイスは、選手が前後・左右・上下に動いた時の「加速度」を累計した「プレイヤーロード」という数値も計測しているが、このデータを加えて解析を深めれば、佐々木投手が準決勝までに蓄積した435球の投球負荷がどれくらい深刻だったかがさらに明確になったであろうことは、容易に想像できる。

サッカー、ラグビーから野球の分野にも

 野球の場合、数年前から米メジャーリーグや日本プロ野球の複数の球団では「トラックマン」(TrackMan)など投球や打球のデータを取得し科学的に解析するシステムの導入が数年前から進んできてはいる。しかし、選手の怪我や故障につながる運動負荷や蓄積疲労に関するデータのセンシングや解析は、今後の大きな課題である。

 カタパルト社はサッカーやラグビーだけでなく野球の分野にも商機は十分あると踏んで、2~3年前からGPSデバイスのハードウエアは変えずにファームウェアのアルゴリズムをアップデートしてきた。

 カタパルト社の主力GPSデバイス「VECTOR」をレンタルし、スポーツ科学の専門家からアドバイスやコンサルティングを受けると、おそらく1年間あたり15万円/台以上もの費用がかかると想定される。一方、カタパルト社が2016年に買収したアイルランドのベンチャー、PLAYERTEK社が開発したGPSデバイス「PLAYERTEK」は機能が簡略化される分、同3万円/台程度と安価であり、高校野球はもちろん、大学・社会人レベルでの導入も十分視野に入ってくる。

「PLAYERTEK」(サッカー用)は日本のアマゾンでも4万円代で実機を購入できる。App Storeから専用アプリ(英語版)をダウンロードすることも可能だ

アスリートファーストの観点から選手を科学的に守れ

 データ時代は、AI、5G、センシングデバイスなどのテクノロジーの進化によって、これまで活用できなかったデータを収集し、統合解析することによって、人々の体験や暮らしが豊かになることが期待されている。

JBPRESS

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