もう一つは商品ディスプレイの改善。一番目立つ通路に面したところに並べる商品を、その時間帯で多くいる来店者の属性に応じてこまめに変えると成果が出やすいです。そういうオペレーションにデータが使えます。

 カメラ画像の利活用はまだまだ新しい分野です。たとえば、お客さまではないテナントスタッフの行動は除かないと正しく判定できない、などいくつか課題があります。そういうのはやってみて、課題が出てきて、改善するという繰り返しをやり続ける必要があります。

――ロボットを使ったサービスもいろいろと試みられていますね。

 これまで何種類ものロボットを使ってさまざまな実験をやっています。

実験することで気づきが得られる

 ロボットによるご案内サービスを実施したとこで得た気づきで一番大きかったのは、有人のインフォメーションカウンターと比べ、ロボットはほとんどがトイレの場所など簡単な質問ですが問いかけをされることが多い、ということです。またロボットは営業時間のあいだ休みなく稼働できますので、ロボットが人の代わりになるというよりは、人が行うご案内では限りがある部分を、ロボットがフォローするのがいいということがわかりました。

 ロボットはまだ実証実験を繰り返している段階で本格的な導入には少し時間がかかります。一方スマートスピーカーのAmazon Echoとタブレットサイネージをセットにしたものは、既存製品を活用してるのでスピード感をもって設置でき、音声と地図表示でご案内サービスを行います。これはすでに池袋PARCOと名古屋PARCOの一部フロアに設置しています。