2023年は初出場13組、TikTokやアニメで話題の歌手

 旧ジャニーズ不在の2023年の「紅白歌合戦」は、現時点で全44組の出演うち初出場が13組を占めます。さらなる若年層の取り組みを狙ったのか、出場者の顔ぶれは多様です。動画投稿アプリ「TikTok」で振り付けが流行した、新しい学校のリーダーズや顔出しをしないアーティストであるAdoなどが初出場します。

出所;共同通信社
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 世代を超えて人気の高いアニメの主題歌なども手厚くなっています。初登場のキタニタツヤが人気アニメ「呪術廻戦」の「懐玉・玉折」のオープニングテーマ「青のすみか」をアニメの名シーンとともに披露するほか、映画「THE FIRST SLAM DUNK」の主題歌としてヒットした「第ゼロ感」の10-FEET、アニメ「鬼滅の刃」の主題歌に起用された「絆ノ奇跡」を歌うMAN WITH A MISSION×miletなどが初出場します。

 アイドルではK-POPアイドルのStray Kids、SEVENTEEN、MISAMOが初出場する他、2次元アイドルのすとぷりも初めて出場します。一方、最多出場は紅組が46回目の石川さゆり、白組は36回目の郷ひろみが出場するなど、中高年以上の需要もしっかり確保する狙いがありそうです。

 旧ジャニーズのタレントが出場しないことが、視聴率にどのように影響するかは注目です。NHKは出演者の選考基準については「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3つを軸に総合的に判断していると説明しています。

 2023年の「紅白歌合戦」は東京・渋谷のNHKホールで開催され、12月31日午後7時20分から午後11時45分まで放送されます。テーマは「ボーダレス−超えてつながる大みそか−」を掲げています。時代が変化する中で、国民的音楽番組としての立ち位置を維持していけるか注目されます。

【参考資料】
第74回NHK紅白歌合戦(NHK)
「NHK紅白歌合戦」誕生物語(NHK)
NHK紅白歌合戦①世帯視聴率(ビデオリサーチ)
紅白とジャニーズ、終わった蜜月 44年ぶり出場ゼロ NHK幹部、視聴率への影響を不安視(朝日新聞)