韓国の人気女優イ・ヨンエ(写真:アフロ)

 韓国を代表する女優のイ・ヨンエが最近、左派メディアからいわれなき攻撃を受け、困惑している。

 李承晩(イ・スンマン)韓国初代大統領の記念館を建設するために5000万ウォンを寄付したところ、左派メディアから「国民世論を分裂させている」との非難を浴びているのだ。政治理念によって社会も左右に分断され、互いに激しく対立している韓国では、芸能人の寄付行為さえ攻撃の対象になってしまうのだ。

寄付活動に積極的な女優

 1993年のデビュー以来、映画「JSA」や「親切なクムジャさん」、そして時代劇ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」など大ヒット作品に数多く出演し、韓国を超えてアジア全域で高い人気を誇るイ・ヨンエは、韓国では「寄付に積極的なセレブ」としても多くの支持を得ている。

 彼女は軍人の父親の影響で「報勲」関連の問題に特に積極的に寄付している。先日、ハワイのマウイ島の山火事被害被災者に5000万ウォンを寄付した時も、朝鮮戦争に参加した米軍に対する感謝の意を伝えた。

「韓国(朝鮮)戦争当時、米国国民の皆様の助けによって私たちは戦争の惨状を乗り越えることができました。突然の災難で家族と暮らしの基盤を失ったハワイの住民の方々が勇気と希望を失わず逆境を乗り越えることを願います」

 彼女は、自身の寄付活動の根幹には、社会のために奉仕した人々に対するリスペクトがあることを示唆してきた。

「先の世代が汗を流し私たちが豊かに暮らせる国を作ってくれたので、私も私が住んでいる社会に報いるべきではないでしょうか。(自分の財産を)少しでも多く分け合えるなら世の中が今より良くなるのではないでしょうか」(2022年5月1日)