こんにちは。世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回は保養地として有名なフランス南部のコート・ダジュールを訪ねます。旧市街が魅力的なアンティーブと、岩山に作られた「鷲の巣村」を2回に分けてご紹介します。

 アンティーブの街角、観光用のカートバス(遊覧車)の間から猫が出てきました。広い遊歩道には、カフェのテーブルが出ています。

 猫くんは遊歩道を渡って木陰で休みます。そしてこのあと木の上に登りました。

 しばらくすると、飼い主のマダムが木の下にやって来て、「カシュカシュするの?」と猫に話しかけました。カシュカシュは、フランス語で「かくれんぼ」のことです。「この言葉を言うと、猫は家に帰る時間だとわかるのよ」と話してくれました。

 迎えに来ないとずっと木の上にいて戻らないので、毎朝家事を済ませたら、猫を迎えにきているそうです。