すると、通り雨があり、石畳があっという間に濡れてしまいました。でも通り雨には猫たちも慣れている様子で、雨雲が通り過ぎると足元を気にしながら猫たちが路地に出てきました。

 雨雲はどっち方向に行ったのだろうとビーチに出てみると、空模様を気にしているような猫を城壁の途中に発見しました。

 こんなところに、どうやって上ったのでしょう? いや、上から降りてきたのでしょうか。ブドヴァの猫たちは、それぞれ秘密の場所をいろいろ持っていそうでいいなと思いました。

 通り雨が上がって、最初にビーチに現れたのは人ではなく猫でした。9月のまだ暑い日でしたが、通り雨ですっかり涼しくなったビーチで猫はそよ風に吹かれていました。