ニューヨーク・タイムズの記事について、知日派の一人、K氏はこうコメントしている。離婚歴がある。

「日米間には社会的慣習、世論の受け入れ方も異なる。しかし米国でも佐野さんが勝てるかどうか、疑問だ」

「ただ佐野さんが10年間もずるずると林氏との関係を続けてきた点はどうしてもひっかかる」

「しかし、ニューヨーク・タイムズの女性陣が主張し、編集者が取り上げているわけだから日本よりはそのチャンスはあるかもしれない」

「中年男は地位やカネで若い女性をものにしたがる。女は自分の若さや魅力を振りまいて、中年男に近づき、いい仕事や地位を狙う。狐と狸の騙し合いだ」

「マニピュレーション(Manipulation=コントロールすること)とコーシォン(Coercion=強要すること)ことは紙一重」

「ただ、佐野さんだけが林氏の奥さんに不倫について慰謝料を払えという判決はどうか。米国ではまずあり得ない」

 今世界を席巻している(?)セクハラ訴訟をめぐって、林氏と佐野さんの法廷闘争はどう最終決着がつくのか。

 ニューヨーク・タイムズが報じたことで、日本では忘れ去られていたセクハラ裁判にスポットライトが当たったことだけは間違いない。