町役場全職員のアイデアを模造紙8枚で整理

デジタル・フレンドリー推進役は町役場職員

 11月24~26日の3日間、宮崎県都農町役場で、全職員112人向けにデジタル・フレンドリー事業の研修会・ワークショップを実施しました。

 都農町では、今年度総額1.7億円の予算で下記の4つの施策を来年4月以降の完成に向けて推進しています。

①町民と双方向型のポータルサイト開設
②全世帯への光回線整備

③65歳以上と15歳以下の子ども世帯へタブレット配布
④若者世代が高齢者に使い方を教えながら交流

 小さな町のデジタル化で、一番重要なのは、高齢者を含めた町民一人ひとりが使いこなせるようになることです。今後、若者世代を中心に高齢者へのデジタル活用促進・交流チームを組織化していきます。

 町役場の職員は推進役として、町民からのあらゆる問い合わせに対応できるよう、デジタル・フレンドリー事業のコンセプトや概要、詳細について今後、定期的に研修会を開き、情報を共有、アップデートしていく予定です。

町民向けの次は、役場内のデジタル化

 今年度は、町民向けの施策を中心に推進していますが、来年度以降は、町役場内のDX(デジタル・トランスフォーメーション)に着手していく必要があります。

 流行り言葉のようにDXと唱えても、本質を理解していないと表面的な手続き論に終わってしまいがちです。

 職員全員が集まって、町役場の理想像や、現状抱える課題、解決策について未来志向での議論を試みました。