現時点では、中間選挙が終わったばかりで、大統領選は遠い話に思われるが年が明けるとすぐに始まる。

 2015年1月20日、筆者にヒラリー・クリントン元国務長官(71)からの出馬宣言メールが届いたのを鮮明に覚えている。

共和党の8割の支持を維持しているトランプ

 民主・共和両党にメールアドレスを登録してあったからだが、メール内容からは2年近い選挙を戦う意思を感じた。

 前出の6人はトランプを倒せるだけの知力、体力、財力を持ち合わせているだろうか。

 トランプの大統領としての品格や言動に嫌悪を抱く有権者は多いが、いまだに保守層からの8割ほどの支持を得ている。

 現職大統領の政治的立場を覆すには、内外の政治経済情勢がトランプにとって逆風になることも必要だが、異論を唱えるだけではなく、今に代わるより良質で、国民が納得する体制を提供する用意がなくてはいけない。

 ヒラリーが再びトランプに挑むとの報道もあるが、現時点では白紙だろう。