本記事はマネックス証券の米国株 MARKET PICK UP/中国株 MARKET PICK UPを転載したものです。本資料のご利用については、必ず記事末の「ご留意いただきたい事項」をお読みください。当該情報に基づく損害について株式会社日本ビジネスプレスは一切の責任を負いません。

先週の中国株式市場
―香港株 中国と米国株安を背景に利益確定売りで大幅下落―


<先週の概況>

先週の中国株式市場は下落しました。ハンセン指数は前週比1%余り下落し、2万4,507ポイントで引けました。一方、上海総合指数が大幅に下落し、3,210ポイントで終了しています。

中国および米国の株式市場が軟調に推移したことに加え、ハンセン指数が過去5週連続の上昇で1,700ポイント以上も上げてきたこともあり、利益確定売りが優勢となり、週間で343ポイント下げました。


中国株式市場バリュエーション




業種別リターン



香港ハンセン指数採用銘柄 週間騰落率ランキング



<上昇>

2月中旬に春節(旧正月)を控えるなか、中国日用品大手の恒安国際集団(ハンアン・インターナショナル)は週間で8%余り上昇しました。また、カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント)も3%以上上昇しました。

<下落>

一方、国際原油価格が低下したことで中国石油天然気(ペトロチャイナ)は週間で6%近い下落となりました。また、不動産の中国海外発展(チャイナ・オーバーシーズ・ランド・アンド・インベストメント)や華潤置地(チャイナ・リソーシズ・ランド)などが軟調に推移しました。

先週発表された主な経済指標

2月1日 中国製造業PMI 1月 49.8 市場予想 50.2 前月 50.1

日本時間2月1日10時ごろ発表された1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.8と、前月から0.3 ポイント低下したほか、上昇を見込んでいだ市場予想を下回りました。また、景気判断の節目となる50を2年4カ月ぶりに下回りました。

指数の内訳を見ると、1月の各構成指数が総じて前月より低下しました。供給遅延は49.9から50.2に上昇したものの、新規受注(50.4→50.2)や、生産(52.2→51.7)などが低下しました。


今後発表される主な経済指標

2月8日 中国貿易収支 1月 市場予想 +482.0億ドル、前回 +496.1億ドル
    輸出(前月比or 前年同月比) 1月 市場予想 +5.8%、前回 +9.7%
    輸入 1月 市場予想 -2.5%、前回 -2.4%

中国の製造業PMI構成指数である新規海外受注指数の低下(49.1→48.4)を受けて、輸出も軟調に推移する可能性がありそうです。1月の貿易収支は482億ドルと予想されています。


マーケットビュー
―ハンセン指数、中国と米国冴えない経済指標を受けて続落か、貿易統計の発表に注目―

先週中国と米国の株式が軟調に推移したことに加え、当局が証券会社の信用取引に関して再調査すると伝わったことも投資家のセンチメントを悪化させました。こうしたなかハンセン指数は過去5週連続の上昇で1,700ポイント以上も上げてきたこともあり、利益確定売りが優勢となり、週間で343ポイント下げました。

今週の香港のハンセン指数は軟調な推移が続きそうです。昨日(2月1日)発表された中国製造業PMIが市場予想に届かず2年4カ月ぶりに景気判断の節目となる50を下回ったことや、14年10〜12月期の米国の実質国内総生産(GDP)速報値が前期比年率2.6%増と市場予想を下回ったことで、中国経済および米国経済の成長ペースが鈍るとの懸念が相場の重石となりそうです。ハンセン指数は先々週に大きく上昇したことで空けた二つの窓を埋める展開となるなか、切り上げたレンジを維持できるかどうかがポイントで、昨年11 月の高値(2万4,313ポイント)を明確に下回ると、25日の移動平均線(2万4,149ポイント)が意識されることになりそうです。

なお、2月3日の聯想集団(レノボ・グループ)の第3四半期の業績発表や、2月8日に発表される中国の貿易統計が注目されます。

フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川(Tony Lin)

■ご留意いただきたい事項

当画面でご案内している内容は、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等に関連しますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。

当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。

なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。

■ご留意いただきたい事項

・当社は、本レポートの内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。
・記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。
・過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
・提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
・当社は本レポートの内容に依拠してお客さまが取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。
・投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
・本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。
・内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。