経営のためのIT活用実学

「紺屋の白袴」と言われるIT企業にはなりたくないそろそろ見直した方が良さそうなITインフラ

2012.08.20(月)  橋元 賢次

IT企業は「紺屋の白袴」と揶揄されることが多い。お客様に「コスト削減」「売り上げ向上」などが実現できる“はず”の様々なITソリューションを提案するわりに、自社では意外とローテクな手段でオペレーションをしていることが多いからだ。

 今回は、過去に享受したメリットからどう脱却しなければならないか、という観点から考えてみたいと思う。

バッテリー駆動時間がダントツだった「レッツノート」

 当社の開発業務にはどうしてもハイスペックのコンピュータが必要である。そのため、開発職はデスクトップPCや、ハイスペックのノートPCを使ったりしている。開発用PCは、バッテリーの持続時間や軽さは後回しにして、とにかく早さが求められるため、ノートPCといえども、どっしりとした大きめのサイズになりがちである。

 だが、同じものを外出が多い営業職や私が持ち歩くのは何かと不便だ。そもそもそこまでスピードが速いノートPCは不要である。

 そこで当社ではあるとき、外出が多い職種のスタッフは全員、携帯性を重視したパナソニックの「Let’s Note(レッツノート)」を使おうということに決めた。今もその流れを踏襲している。

 レッツノートは皆さんもご存じの通り「余計なソフトウエアがプレインストールされていない」「バッテリーが長持ちする」ことなどが特徴であり、ビジネスユースに振られたノートPCである。

 当社でレッツノートを選定したとき、価格は他社製品の2倍ぐらいしていたと思う。だが、他社製品はバッテリーが1~2時間ぐらいしか持たないものがほとんどだったが、レッツノートだけは5時間持った。

 また当時はスマートフォンも存在しなかったため、外出時にメールチェックを行う手段がノートPCかガラケーを使うぐらいしか手段がなかった。

 当社ではお客様からの問い合わせやその後のやりとり、それに様々な社内業務などでメールが飛び交っている。メールを見られないということは、業務上の空白時間を発生させることになり、機会損失にもつながる。

 これらを避けるためにも、価格は高くても、業務上の空白期間を極力作らずに済むようにレッツノートに統一した。いわゆる「費用対効果」を考えたわけである。

 全員のノートPCをレッツノートにしたのにはもう1つ…

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