パーソルホールディングス代表取締役社長CEOの和田孝雄氏(撮影:宮崎訓幸)
人材派遣サービス、転職サービス、業務アウトソーシングなどHR領域で幅広く事業を展開するパーソルホールディングス(HD)。総合力を強みとする同社が現在注力しているのが、AIを活用した業務効率向上と新たな外部向けサービスの開発だ。テクノロジーは人材ビジネスをどう変えるのか、和田孝雄社長に聞いた。
ますます高まっていく人材確保の重要性
──人材ビジネス市場の現状と今後についてどう見ていますか。
和田孝雄氏(以下敬称略) 世の中全般で今後も労働力不足が深刻化するのは明らかですが、いまや新卒社員が入社後すぐに転職サイトに登録するほど転職に対する抵抗感が小さくなっているので、1人当たりの「生涯転職回数」は間違いなく増えていくと思います。
これらを踏まえると、HRマーケットは継続的に成長を続け、企業にとって人材確保の重要性はますます高まっていくと考えています。
──そうした中でパーソルの強みはどこにあると考えますか。






