熱意のある社員の比率は5%と世界最下位の日本企業。エンゲージメントの高い人や組織をつくるために、テクノロジーに何ができるのか。ハピネスプラネット代表取締役CEOの矢野和男氏が、新時代の人と組織、マネジメントに必要なテクノロジーを紹介します。
講師よりメッセージ
変化が加速する中で必要なのは、常に自らを高め続けられる「自己成長力」であり、そのための前向きさです。しかし、日本企業の熱意のある社員の比率は5%と世界最下位です。変化に立ち向かう力や熱意のある人や組織をつくることは、次世代へ残すべき責務であり、それこそが「幸せ/ウェルビーイング」の本質でもあります。私は、最先端のテクノロジーにより収集したデータで、幸せで生産的で、前向きな人と組織をいかに醸成するかを20年に渡り研究してきました。いよいよ実組織で大きな効果を発揮できる段階になり、3年前にハピネスプラネットを立ち上げました。本講演では、新時代の人と組織、マネジメントとそのために必要なテクノロジーについてお話しします。生成AIに体系的に組み込む「Bunshin」(分身)技術により、経営陣やトップランナーの考え方や企業のミッションやバリューを広く浸透させることができます。
【TOPICS】
- 「幸せ」とは何か? 「幸せ」に関する3つの誤解
- なぜ「幸せ」だと、人は生産的で創造的なのか?
- 「良い人間関係が、人の幸福に不可欠である」
- 「生産的で幸せな集団」と「生産性が低く不幸な集団」を分けるファクターXとは
- 「熱意ある社員」の割合は、米国の32%に対して日本は5%
- 課題:用事のない人の間に、いかにつながりをつくるか?
- デジタルのトーキングサークルの仕組みと活用事例
- チャレンジ:どうすれば社長の考え方や哲学を生成AIが語れるようになるか?
- 生成AIの秘めた能力を引き出す「Bunshin」を開発
- 社会も企業も人の心で出来ている