古今東西の伝説的なリーダーたちの言動から、ビジネスの学びや気づきを得るための動画番組「ビジネス講談シリーズ」。

 第1回目は、徳川家康の家来である依田孫四郎を主人公に描いた物語から、「鬼作左と家康公」と題した前編をお届けします。

 血気盛んな若武者の孫四郎に、忠義深い三河三奉行の1人である知恵者の本多作左衛門重次、そして家康。立場の違う3人が、組織の中でどう決断し、行動を起こすのか。その言動から、現代のビジネスパーソンにも通じるヒントが見つけられるかもしれません。

あらすじ

 酒の勢いで女人禁制の令を破り、家康から処刑を命ぜられた依田孫四郎。「大事の前の小事で優秀な家来を死なせてはならぬ」と上役の本田作左衛門が打った秘策はなんと、酒宴を催し、孫四郎をそっと逃がすことだった。家康から許しを得たと勘違いした孫四郎は…。

 部下の失敗に直面したときにこそ問われる、リーダーの真価。家康と作左衛門、孫四郎の物語から垣間見える「リーダーのあるべき姿」とは?

講談師

 今回、台本と語りを担当してくれたのは、講談師の神田紅純さん。明るく、ほがらかなキャラクターが魅力的な講談師です。

神田紅純

現在、二つ目。三代目神田松鯉(人間国宝)に入門後、神田紅門下に移籍。現在は日本講談協会・落語芸術協会に所属し、寄席や独演会などで精力的に活動している。新作も手掛けるが、真打昇進を目指して古典の大作を習得すべく、奮闘中。好きな言葉は「万芸は一芸に通ず (ラ・フォンテーヌの寓話より)」「分け登る麓の道は異なれど 同じ高嶺の月を見るかな(寛永宮本武蔵伝より)」。

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