* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第1回 不動産DXフォーラム
特別講演3「デジタル活用による暮らしの新価値創造~ソシオテクニカル概念から考えるまちづくりのこれから」
開催日:2023年5月30日(火)
主催:JBpress/Japan Innovation Review
「社会システム(社会全体の仕組み)と技術システム(テクノロジー)を統合設計する“ソシオテクニカル経営”の考え方が、DXの本質につながる」と説くのは、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの櫻井美穂子准教授です。
櫻井氏は、ソシオテクニカル概念に基づき、デジタルは単に効率化のための道具というだけではなく、社会の多様性を生かす取り組みにも活用できると指摘。その上で、社会における技術システムの目的の変遷をたどり、これからの時代においてデジタル活用でどのような社会を目指すべきか、その方向性を示唆します。
後半では、デジタルを活用した暮らしの価値創造について、その鍵を「データの設計」とした上で、櫻井氏が実際に携わった神奈川県藤沢市のスマートシティ事例を紹介。デジタル活用でまちづくりはどう変わるのか。ソシオテクニカルの概念からまちづくりの未来を考えます。
【TOPICS】
- ソシオテクニカル経営の概念から導くDXの本質
- ソシオテクニカル経営の考え方
- 社会の仕組みとテクノロジーの統合設計が必要な理由は
- ソシオテクニカル概念からみた社会システムの課題の変遷
- デジタルによるCX向上とサービスの個別最適化は街づくりにどう働くか
- 街づくりの設計で最も大切な要素とは
- デジタル活用による街づくりの国内外の事例
- デジタルガバメントの調査結果からみる人々の意識
- 「ソシオテクニカルまちづくり」に向けた必要な問いかけとは