フォリオ(https://folio-sec.com/)
個別株式を各種テーマに合わせて組み合わせた「テーマ投資」と、ETFを使ったロボアドによる「おまかせ投資」の2種類を用意している。お金と社会に関するオウンドメディア『FOUND』で投資啓蒙もおこなっている。
LINE証券(https://line-sec.co.jp/)
証券最大手の野村ホールディングスとの合弁で2019年8月にスタート。LINEユーザーを対象に、同社が独自に選んだ国内100社の株式とETF9種類を、1株・1口単位で購入できる。
スマートプラス(https://smartplus-sec.com/)
コミュニティ型株式取引アプリ「スマートプラス」を提供。売買機能と証券システムインフラをパッケージ化したBaaS(バース:Brokerage as a Service)によるプラットフォームが特徴。東証に上場するさまざまな商品の取引が可能(一部除く)。
エイト証券(https://www.8securities.co.jp/)
もともとは、独立系証券会社としてロボアドを使ったETFによるラップサービスを提供していた。2019年に野村アセットマネジメントの完全子会社へ。主な投資対象はETFで、投資信託(投信)は含まれていない。
tsumiki証券(https://www.tsumiki-sec.com/)
丸井グループの100%子会社として2018年に設立。積立NISAの対象になっている4投信に、丸井のエスポカードを使って積立投資する。
特徴はロボアド採用とETF
こうして概要を並べてみると、大きく2つのポイントが見えてきます。ひとつは、AIを活用したロボアドを採用している証券会社が多いこと。もうひとつは、各社とも具体的な投資対象が主にETFであることです。
1つめのロボアドについては、以前の「話題の「ロボアド」はどこまで有効か」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/55920)で触れています。ロボアドは、アプリを通じて投資に関するいくつかの簡単な質問に答えると、コンピュータ(アルゴリズム)が自動的に最適な資産配分や投資対象を提案してくれます。
結果のみを投資家に提案することになるので、投資可能なすべての金融商品を取り揃える必要がありません。スマホ証券にとっては、取り扱い商品を絞り込むことで間接的なコスト削減につながります。