融資後の収集データなどからAIでモデル精度を向上
今後マネーフォワードファインは、与信モデルの精度向上を図るため、融資を通じて収集される返済状況などのデータをAIに機械学習させる。そうすることで、これまで信用度を評価する際に想定していなかった効果的なパラメーターを見つけだし、与信モデルに反映する考えだ。
また中小企業の資金需要の早期把握にもAIを役立てる予定だ。クラウド会計の仕訳データや、オンラインバンキングの入出金データを機械学習させて、中小企業の資金繰りが厳しくなりそうだとAIが判断したタイミングで融資の提案をするといった具合である。
Money Forward BizAccelを利用できるのは当初法人だけだが、2019年11月までに個人事業主などにも対象を広げる予定。また将来的には、生のデータとAIを駆使する与信モデルを武器に、契約時に保証や審査が求められるサービスを展開する異業種との連携も検討していく。