ホロラボの今後と、ホロラボが実現したい世界

ホロラボといえば2017年9月1日付けで、xRコミュニティで著名な「ゆーじ」氏こと島田侑治氏がCTOに就任したことも話題になった。

新しいメンバーを迎え、今後ホロラボが目指していく方向性とはどういったものなのだろうか。

「今のまま進んでみんなで楽しくやっていく、っていうところですよね。あとは色々やりたいな、っていうお客さんからの要望をかなえられる方向にいければ」

受託開発と「AR CAD Cloud」(クラウド上にあるCADデータをホロレンズで閲覧できるシステム)のような自社製品の開発、両輪で進んでいきたいという方向性をはにかみながら語ってくれた。

また、ARやVR、MRなどのxR技術が世の中にもたらす影響の中で一番大きなものについて、中村氏は改めて「体験の共有」を挙げた。

「今までにない体験を仮想的にするっていうのがひとつと、あとは今この場だとできない体験をするっていうのがひとつ。どういう体験をするか、それをどう共有するかっていうところですね」

これまでの話を踏まえると、 「現実にデジタルのレイヤーが1枚入っている、と言う人もいます」という中村氏の言は腑に落ちるところだ。

MR技術やホロレンズの進化について、中村氏が思い描く未来はどういった物なのだろうか。

「いろんな人が日常的にホロレンズをかぶってるような状態になったらいいですよね。もっとデバイスが小さくなって、みんな常にかけているような。ホロレンズは今どちらかというとまだBtoBの段階ですが、パソコンも最初大きい物だったのが小さくなって、会社に1台だったのが一人一台になって、それが家庭に入って……というプロセスを辿りましたよね。ホロレンズも今そういう流れの中に入っているのだと思います」

ホロレンズが持つ大きな魅力のひとつ、「体験の共有」を体験するにしても、デバイスの所有者が多ければ多いほど可能性が広がるはずだ。

VRデバイスの価格が徐々に下がってきているように、今後ホロレンズの価格が下がり、誰もがいつでも装着していられるような、コンパクトな形に進化し、普及していくことを期待したい。

現実にもうひとつの世界が違和感なく複合される時、SF映画のワンシーンのような光景が実現するだろう。