「自動販売機ってなんでみんなイライラしないんだろう。飲み物は下からじゃなくてお金を入れる横から出てくればもっと便利じゃないですか? こういうちょっとしたことで、人の幸福度って上がると思います」。
今まで、誰もがそれを当たり前だと思っていたことに疑問を抱き、「世の中の当たり前を変えていきたい」と話すのは、ソフトバンク社が誇る世界初の感情認識パーソナルロボット「Pepper」の会話エンジンの開発や、バーチャルリアリティー(VR)ゲームの世界観を再現した「ソードアート・オンラインザ・ビギニングSponsored by IBM」など、さまざまなクリエイティブを手掛けている「ワントゥーテンホールディングス」(以下、ワントゥーテン)CEO 澤邊芳明氏(以下、澤邊氏)だ。
ワントゥーテンホールディングス CEO 澤邊芳明氏
広告クリエイティブからプロトタイピング、ロボティクス、空間まで総合的にプロデュースする9社からなる企業グループ、ワントゥーテンを率いる澤邊氏とはいったいどんな人なのだろうか。今回はその素顔をのぞいてみた。