ホロレンズと複合現実による「体験の共有」で何ができるのか

innovators 情熱のカラクリ 第8回:ホロラボ 中村 薫氏

IoT Today/2017.9.28

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Microsoft HoloLens(以下、ホロレンズ)をご存知だろうか。

透過型のヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)の形をしていて、頭にかぶると複合現実(Mixed Reality、以下MR)の世界を体験することができる。

Microsoft HoloLens: Development Overview

こう聞いて、VRデバイスをイメージする読者も多いだろうが、実は似ているようで全く違う。デバイス自体にWindows10が搭載されているため、ケーブルでPCを繋いだりする必要もない。電源を入れてかぶるだけで使用可能なのだ。

中村氏所有のMicrosoft HoloLens

この画期的なデバイスやMRについて、ホロレンズにいち早く注目し、ホロレンズやWindows Mixed Realityを使ったアプリケーションやシステムの受託開発やコンサルティング、講演、ハンズオンなどを行っている株式会社ホロラボのCEO、中村薫氏(以下、中村氏)にお話を伺った。

複合現実は一体何が革新的なのか

「今までは、三次元のものを二次元のディスプレイでしか設計できなかった。三次元で見ようとすると、実際に物に起こさなくちゃいけなかったんですよね。データのまま、三次元で見る、ってことができなかった。これをホロレンズやVRを使うことによって、設計データの状態のまま三次元で見ることができる。MRは、さらにそれが現実とリンクしてくるので、より実物に近い状態の物を三次元で見られるのが、今までにないところです」と中村氏は語る。

確かに、実際に物に起こしてからイメージと違う、という事態は往々にして起こりうるだろう。そういった場合、新たに作り直す手間やコストが発生する可能性が大幅に減ると考えると、特に製造業において重宝されそうな技術であることが分かる。現実とリンクしているMRなら、サイズ感も一目で分かる。