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イノベーション
2017.05.22

運転は無人時代へ。DeNAが自動車領域にもたらす変革
ITは自動車産業を救う? ドライバー不足を解消する自動運転技術

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現時点では、オートモーティブ事業は、次の5つを展開している。

Robot Taxi
Robot Taxiは、ロボットタクシー構想を実現することを目指した事業だ。ロボットタクシー株式会社がZMPとの合弁会社として設立され、現在、実証実験が行われている。

Anyca
Anycaは、個人間でクルマをシェアする新しいかたちのカーシェアサービスだ。都内でシェアすると、だいたい2~3万円/月の手取りになるため、駐車場代の足しにもなる。

akippa
akippaは、1日単位で月極駐車場を貸せる、あるいは使えるシェア駐車場だ。空いている敷地を有効活用できるというメリットがある。

ロボットシャトル
ロボットシャトルは、自動運転技術のシャトルバスだ。公道で事業を行うロボットタクシーとは異なり、私道や私有地での事業化を目指している。

ロボネコヤマト
ロボネコヤマトは、自動運転を活用した次世代の運輸事業だ。現在、ヤマト運輸との共同実用実験を行っている。

世界的に有名なAirbnbは不動産のシェアリングであるのに対し、Anycaはクルマ版、akippaは土地版と考えれば理解しやすいだろう。両方とも力強く伸びていて、同社が期待している事業だ。

今回の基調講演では、ロボットシャトルとロボネコヤマトにフォーカスして詳細な話があった。

ドライバー不足を解消する「ロボットシャトル」

ロボットシャトルは自動運転のシャトルバスだ。フランスのEASY MILE社と提携し、大学や工場、空港などでの展開を想定している。

流通大手であるイオンとの試験運行では、千葉市にあるショッピングセンターに隣接する公園の中で、最大で12人乗りのシャトルバスを走らせている。片道およそ250mのコースであり、公道でないため無人であっても走行が可能だ。

安全性が気になるところだが、15km/h以下という低速での走行が想定されているため、無人であってもセンサーやソフトウェアだけで、十分に安全性を担保できるという。

現段階ではオペレーターを置く必要があり、それほど人件費を削減できていないが、将来的にはドライバーやオペレーターを無くす計画となっている。

「こういう低速の車が公道で走る時代がきっと来ると思って、我々も準備を進めている段階です」と中島氏。

現在、バス業界は過重労働や待遇面を原因とするドライバー不足が問題となっている。高速バスの事故も、ドライバーの無理が影響して事故率が高くなっているように見える。

ロボットシャトルは「バスを走らせたいが、人件費がペイできないので、走らせられない」という問題のひとつの解決手段となる。同社では、2019年くらいに無人シャトルバスが実現するとみている。

 

無人の宅配便「ロボネコヤマト」

ロボネコヤマトは、自動運転技術を活用した次世代の運輸事業。流通大手のヤマト運輸と提携し、現在、神奈川県藤沢市の一部エリアで、実証実験を行っている。コンセプトは「非対面サービス」だ。

ヤマト運輸といえば、セールスドライバーが重い荷物を直接玄関先まで届けて判子をもらい、帽子を脱いで、「ありがとうございました」と帰って行くような、サービスのクオリティの高さが、顧客に支持されてきた。「サービスのホスタビリティは下げても、顧客から指示されるビジネスモデルをつくる」という考えが、ロボネコヤマトには活かされている。

神奈川県藤沢市では、すでに3台のロボネコヤマトの試験サービスを開始している。スマートフォンアプリで配送場所と配送時間を指定すると、ロボネコヤマトが荷物を運んで来てくれる。顧客は保管ボックス解除用二次元コード(QRコード)をスマートフォンに表示させて、荷物をロッカーから受け取ればよい。まさにIoT時代だからこそのサービスと言っていいだろう。

配送時間は10分単位で指定することができ、到着の3分前にスマートフォンに連絡が届くため、現状の宅配便にはない利便性がある。また今までは自宅やコンビニ、宅配ロッカーなど、決められた場所で荷物を受け取っているが、ロボネコヤマトならどこでも手軽に受け取れる。

たとえば、喫茶店でお茶をしているときに自分宛ての荷物の通知が来たら、そこまで荷物を持ってきてもらうことが可能となる。

昨今、ネットニュースや新聞で取り上げられている宅配便のセールスドライバーの人手不足問題は、発送の遅延を招き、顧客の不満が増加した。ロボネコヤマトであれば、そうした問題を一気に解決できるわけだ。

現在のロボネコヤマトは有人だが、非対面でサービスを行っているとのこと。

「自動運転時代が訪れた時、非対面サービスが成立していれば、そのままドライバーレスのクルマを導入するだけで、ユーザーに何のストレスも与えることなく、サービスを継続できます。」と中島氏。

JBPRESS

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